- まずはお客様の理想にとことん耳を傾けます。
私たちが設計し、建設した工場は、お客様が竣工後もずっと長く使うものです。だから竣工後にお客様自身が工場を目にして、中に入って、実際に使ってみて、「建てて本当によかった」と思ってもらえる理想の工場を設計しなくてはなりません。
しかしその「理想の工場」は、設計の段階ではまだ明確な言葉や形になってはいません。その輪郭をはっきりさせるために私たちがしていることは、まずお客様が思い描いている「理想」を全て真摯に聞き、要望をひとつも漏らさずキャッチします。そして次にお客様に関する情報を徹底的に集め、好みや過去の実績をとことん分析します。そうして初めて、お客様の理想はようやく輪郭を持ち始め、私たちはそれを元に設計をすることが可能になります。
- 要望を再現するだけでは、
いいデザインは生まれない。 -
しかし、ただお客様の要望を引き出し、理想を追求して設計図を描いたからといって、理想の工場にはなりません。その理想を中国という土地で実現するために、現地の事情や資材状況などを設計に加えなくてはなりません。
また、お客様自身がまだ気づいていない隠れた要望まで踏み込んで、よりよい案があれば私たちから積極的にご提案します。そこに、カイザーの持つノウハウ、さらにデザイナーのCreativityが加わって、ようやく理想の工場の設計図が完成するのです。
- Creativityを支えるのは、地道な情報収集。
- 私たちデザイナーのCreativityは、降って湧いてくるわけではなく、普段の徹底した情報収集から生まれます。
日本、欧米の最新建築デザインや、トレンドのデザイン、新しい施工技術、過去の建築事例など、本や雑誌からだけでなく、実際に足を運び、この目で見て、常に新しいセンスを吸収し続けています。
そうした日々の努力こそが、私たちのCreativityを支えているのです。
- 細部まで図面化することが
カイザーのデザイン品質を守る。 - こうして考え抜いて作られたデザイン品質を、竣工するその瞬間までしっかり守り通すためには、タイルの1枚、配管の1本まで、施工の細かい箇所まで全て図面化し、設計図によって管理することが重要です。
細部まで徹底して図面化することで、現場判断を極力少なくし、デザイナーの意図が反映されたまま、施工を終えることができます。
徹底した情報収集と、徹底した図面化、とても細かく、地道な作業が、カイザーの品質を守っているのです。