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工場進出地の決定
中国進出をする上で、まずはどこに工場を建設するかを決める必要があります。建設地は、搬入や出荷のルートとなる道路、地盤の状態など、周辺地域に関する情報収集や、地域や行政による土地の用途制限や、取り扱う資材・薬品による制限など、法的な規制についても予め知っておく必要があります。また、事業内容によっては、地域が積極的に誘致をかけ、支援制度を行っている場合もあります。進出地を決定する上では、そういった地域・行政による様々な制約、支援を事前に把握することが最も重要になってきます。
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政府への各種申請手続き
進出地の決定後、中国国内では土地取得と使用のために複雑な申請がいくつも必要になります。例えば、建設計画書や安全評価報告書、国有土地使用証、建設用地規制許可証など、工事が開始するまでの間にも、数多くの申請と資料が必要になります。申請に必要な書類や資料を整えたり、申請書の不備で再申請となったりなど、思わぬところで工期の遅れにつながらないよう、いかにスムーズに申請手続きを進めるかが鍵となります。
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施工方法の違い
中国と日本では、施工方法に違いがあります。それは品質の良し悪しではなく、湿度や温度などの気候による違いや制度、資材による違いです。そういった施工方法の違いは、工期や費用、品質の検討など、コミュニーションによって1つ1つを慎重に解決していく必要があります。それが品質の上でも、満足度の上でも、「最良の施工」につながるのです。
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着工前の正確な予算組み
着工前の見積もりがどれだけ安くとも、着工後に追加工事や資材変更による追加費用が出てしまっては、見積もりの意味がありません。設計図すらない青写真の段階で、どれだけ実際の施工に近い綿密な施工計画をたてられるか、またそれを施工時にどれだけ遵守できるかが、予算組み通りに施工を完了させる最大のポイントとなります。
- 工場選定地のアドバイス
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カイザーでは10年以上にわたって、国外の企業様の中国への進出をサポートしてきました。
だからこそ、工場選定に関するノウハウや情報が数多く蓄積されています。
私たちは、たとえご発注前であってもお客様と一緒になって進出地の選定をし、
地域の情報や法的規制、周辺環境に関する調査など、最適な工場進出地を決定するために様々なアドバイスをしております。 - 政府への申請手続きを代行
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中国政府への申請手続きは、日本や欧米諸国と比べても複雑で、
これをいかにスムーズに進めるかが順調な建設計画のポイントです。
しかしこの複雑な申請手続きがネックとなり、工期に影響が出てしまうケースが非常に多いのも事実です。
そこでカイザーではこれまでの実績やノウハウを活かし、
お客様の工期を守るために、政府への申請手続きをお客様に代わって行っています。 - 工場見学で施工品質の確認
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設計図や施工写真を見ても、品質を確認することはできません。
施工品質とは、実際に外装や内装をその目で見て、手で触ってこそ、実感することができます。
お客様にカイザーの施工品質の良さを理解し、安心した上で発注していただくために、
これまでに建設を手がけた工場へ施主様をご案内し、実際に工場見学をしていただいております。 - 日本語スタッフによるストレスのないコミュニケーション
- 中国国内で建設を行う上では通訳は欠かせませんが、
設計や施工に関する細かい打ち合わせでは、専門用語や施工方法について理解し、
微妙なニュアンスも漏らさず、正しく通訳する必要があります。
カイザーでは、日本語を話すスタッフが21名、日本人スタッフが6名在籍し、
正しく、ストレスなく日本語でのコミュニケーションをしていただけます。
また、カイザーの日本語スタッフは、ただ言葉を訳すだけでなく、
お客様の文化や背景を理解した上で、会話の後ろにある細やかな感情まで汲み取ったコミュニケーションを常に心がけております。 - 設計前でも精度の高い工費算出
- カイザーでは正確なお見積もりを作成するために、
お客様の中でおおよその構想しかない段階から、設計部が青写真を元に見積もり図面を作成し、
資材1つ1つの長さや量まで計算した、精度の高い綿密な工費の算出をしております。
また、施工中の資材変更がないよう、お見積もり時に使用資材のブランドをすべて明記しております。
それにより、施工計画とのブレが少ない予算組みが可能になります。